2011年1月10日月曜日

GTD準備 EeePC901X編

ではEeePC 901Xのカスタマイズについてやったことをまとめてみます。

この本体自体は友人の勧めもあって2008年の秋に購入。
ちょうどビックカメラの特価対象商品で、たしかE-mobileの2ねんMAXプラン込みで
本体価格10,000円くらいでした。

たしかに使い勝手は悪くないんだけど、このネットブックには大きな欠点があるのです。
それは容量の少なさ。
出荷時に搭載されているSSDの容量はCドラ4GB、Dドラ8GBで、
しかもOS(WinXP)の入ってるCドラの空き容量は、WindowsUpdateのせいで初っぱなから1GBを切っているという有様。
そのため、こいつにAdobe ReaderやらwinSDKやらをインストールしたら

すぐにディスクメモリーオーバーになってディスク容量不足の警告がウザイほどに表示されようになります。
さらに、使ってるうちにwinXPの動作自体も段々鈍ってきて、
仕舞いにはレジストリいじるなどの高速化テクを駆使しても起動に5分近くかかるなど、
あまりにストレスフルな状況になりました。
というわけで、PCには詳しくない私ですが、さすがにこの状況にはしびれを切らし、
思い切ってこいつをカスタマイズしてやることに決めました。
以下、時系列順にやったことを記していきます。

1. SSD交換(SuperTalent FPM32GLSE)


Amazon経由で風見鶏から購入。
さすがにSSDの容量、計12GBは少なすぎると思ったのと、
SSDの価格が手の届く範囲となったのが決め手になりました。
あと、こいつのいいところは読/書速度が早いこと。
後にバックアップをとるときのスピードがCドライブに比べて10倍近く早かったです。(Readで100Mbps超!)
残り時間表示を見たときはマジ目を疑いました。
(っていうか出荷時のSSDはPATA規格だったんですね・・・)
ちなみにこいつはBIOSをアップグレードしないとマウントしてくれないようです。
これを知らずに散々苦労しました・・・

↓以下のサイトを参考とさせていただきました。


2. メモリ交換(Transcend JetRam DDR2-667 2GB)


Amazon経由で購入。
SSDとセットで15,000円弱だったのでついでに買って見ました。
さすがに1GBで動かすのは心許ないからね。
取り付け前後で処理速度が変わったかと言われればあまり変わらないような気がするけど、まあ今後のためにはなるだろうと思います。






3. Ubuntu10.10導入


さっきも書きましたが、WinXPの起動にあまりに時間を要していたので起動の早いUbuntuをインストールしました。
もちろん爆速なDドライブ(FPM32GLSE)の方にです。
約40秒ほどで起動するのでめちゃめちゃ快適。すぐに作業に取りかかれます。
ただひとつ気がかりだった点は、研究室で使っている開発ツールのTurbo Delphiが使えなくなること。
一応KylixというLinux向けのツールはあるのですが、サポートが2006年に終了しており、
Turbo Delphi との互換性が少し心配されたので
同じPascal系の開発ツールとしてLazarusを導入してみることにしました。
ただ、Lazarusは日本語サポートが弱く、移植する時の修正がめんどくさいので、
現状はうちのPCにインストールしてあるTurbo DelphiをTeamViewer使って動かすことで解決しています。
ちなみにOSにNetbook Editionが存在することを後から知ったので、入れたのはLaptopバージョンです。
大学の情報処理の授業はあまり成績が良くなかったこともあってUnixコマンドアレルギーがどうにも厄介なところですが、
今のところ問題なく動かせています。

4. ソフト類


Ubuntuの導入と同時にインストールしたソフトを並べておきます。

・twitterクライアント→Abobe Air+TweetDeck
  Gwibberなどソフトウェアセンターにあるクライアントは書き込みが無効になるなど
  何らかの不具合が生じたので。
・ドキュメント等作成→OpenOffice
  まあ定番。
・開発ツール→Lazarus(Object pascal)
  上述の通り。実際使ってないけど時間があればいじる。
・リモートアクセス→TeamViewer
  上述。
・メモ用アプリ→Nevernote
  Evernoteと同期できて、同じ感覚で操作できる。
・ファイル共有→Dropbox
  Win時代から使ってはいたけど資料を持ち出す時用に再インストール。
・アンチウィルス→KlamAV
  まあ、大丈夫だとは思うけど念のため。
・IME→Mozc
  Linux向けのgoogle日本語入力。さすがにこれがあるとないとでは文書作成効率が違う。
・ブラウザ→Google chrome
  これも軽いBrowserとして定番。あのDan氏も言ってたことだけど、メニューバーが小さいので
  ページ本体を大きく表示できるところがモニタの小さいネトブにとって都合がよい。

必要なものはざっとこんな感じ。
モバイル用なのでメディア・グラフィックス関連のソフトはまだニーズがなく入れてません。
カスタマイズし始めたのもつい先月なのでまだまだこれから導入していくつもりです。

5. ネット接続


ネット接続は本体購入時にひっついてきたEmobile D02HWを継続して使っています。
下り最大7.2Mbpsですが、別に動画をバンバン見る用もないのでこれくらいの速度でも特に不便だとは感じていません。
料金プランの方は、以前はかの悪名高き"にねんMAX"であり、
購入後しばらくは料金プランの上限6,880円/月がネックだったのでもっぱらオフラインで使っていました。
契約から2年後、縛り期間終了直前にアキバヨドバシに向かい、
満を持していざ解約!といくつもりだったのですが、
逆に店員さんから"ベーシック特割"という料金プランのキャンペーンをアピールされ、
結局説得されて契約を更新することにしました。
まあ、この新プラン、2年間縛りを我慢した者の特権らしいのですが、
なんと10月からの3ヶ月、キャンペーンにつき無料接続し放題な上、
使い放題期間の上限価格が4,280円と、まあ手が出ない料金でもないということで
今までに比べるとだいぶ良心的なプランだったのです。
ちなみにこのキャンペーンは2010年9月で終了してしまったようです。
運が良かったの、かな?

6. その他


・ACアダプタ→スペアを3,000円弱で買って自宅・研究室両方で充電できるようにしています。
・外付けDVDドライブ→I・O DATAのDVRP-U8EKを約5,000円弱で購入。ちょっとだけ回転音がする。
・SDカード→USBメモリを挿しっぱでバッグに入れておいたらコネクタが曲がったことがあったので、今は8GBのSDカードを挿しています。これでSSDと合わせて全部で44GB!


といった具合にEeePC 901Xのセットアップをやってみました。
サイズも肩掛けバッグにすっぽり入るぐらいにコンパクトなので、かなり重宝してます。
最近では通学電車内でもスマートフォンではなくもっぱらネトブを広げて作業しちゃってます。
車内で立ちながらPCいじるとかホント変態ですね。
もし万が一どこかで見かけたとしても、なるべく温かい目で見守ってやってください(笑)
次回はHTC Desire(X06HT)の方について書いてみます。