2009年12月31日木曜日

HidekiTsuji が選ぶゼロ年代NPBの名ホームラン

2009年も年の瀬でございます。
さようなら、ゼロ年代。ありがとう、ゼロ年代。
思えばこの十年間は私にとって青春そのものといえる10年でありました。
勉学に打ち込んだ高校生活、柔道に打ち込んだ大学生活、そして今。
ですが恋愛の方はというと…ゴホッ、ゴホッ

というわけで十年紀を記念して
私が思うゼロ年代の日本プロ野球で心に残ったホームランベスト5を
この機会に残しておこうかと思います。


第5位 2009/4/8 & 4/10 広島VS阪神第2回戦& 巨人VS阪神 第1回戦 金本知憲2~7号



41歳健在!
投手陣の調子がよい開幕直後というこの時期に3打席連続ホームランを2度も成し遂げるなんて
この年の金本はいったい何本ホームランを打つんだろう、と思いました。
結局故障等もあって21本までしかいけなかったものの、
41歳というこの年でこれだけのパフォーマンスを見せてくれるとは、
いやはや恐れ入りました。
こんな中年になれるよう、日々研鑽を怠らないようにしたいと思います。


第4位 2004/8/17 ヤクルトVS巨人第20回戦 工藤公康1号




この試合、工藤公康投手はプロ野球史上23人目の200勝を達成しました。
7回裏、同点の場面からライトスタンドへ文句なしのホームラン。
41歳、23年目でのプロ入り初本塁打がこの記念すべき日に飛び出すとは
一体誰が予想したでしょうか。
人間、勝負の極限状態に立たされるととんでもないパワーが生まれるんだな、と思いました。


第3位 2004/9/11 ヤクルトVS巨人第25回戦 古田敦也22号

選手会・古田会長、本塁打に巨人ファンからも拍手(asahi.com)

これは動画が見つからなかったので記事をリンクしておきます。
古田選手がいなければ今のプロ野球はない。
そういっても過言ではないほど、2004年の球界再編騒動の時には
救世主的な活躍をされていました。
で、コミッショナーと選手会の戦いの真っ只中、
1日12時間にも及ぶ交渉を終えた後の一戦で放ったこの一発。
戦う選手会長、古田選手がベースを一周する間、
スワローズファンのみならずジャイアンツファンまでもが拍手を送った、
というのがこのホームランのエピソードです。
まさにプロ野球ファンが一体となった瞬間でした。


第2位 2000/3/31 広島VS巨人第1回戦 前田智徳1号




このホームランはすごい。
投手は前年の沢村賞の上原。
その初球をあの無駄のないスイングであそこまで飛ばしたとなれば
もうこれは完璧なあたりとしか言いようがありません。
自分が今まで見た中ではもっともきれいなホームランです。


第1位 2001/9/26 オリックスVS近鉄第26回戦 北川博敏6号




このホームランはプロ野球ファンなら誰もが記憶に残っているものと思います。
代打逆転満塁優勝ホームランなんてこれ以上劇的なホームランはありえないでしょう。
私も受験勉強に打ち込む傍らラジオを聴いていて、決まった瞬間には絶叫した記憶があります。
このホームランはそれ自体もちろんすごいものでしたが、
それに至るまでのお膳立てもが伝説的でした。
具体的に挙げるならば

・HR王の3番ローズ、打点王の4番中村、95打点の5番礒部の主軸が全く関わっていない
・当時のオリックスの守護神で新人王をとった大久保から打った
・9回表にダメ押しの点を加えられながらの逆転劇だった
・シーズン最後の大阪ドームの試合で決めた

といった具合です。
繰り返しになりますが、まさにこの試合は日本球界に残る伝説的なゲームであったといえるでしょう。
優勝するチームはシーズン終盤で必ず神がかり的な試合をするといいますが、
2001年の近鉄バファローズはまさにこの試合で神降臨、という感じでした。
今でもアナウンサーの「あーっ!」という実況を耳にするたびに鳥肌が立ちます。
おそらく私の人生でこれを越えるようなゲームに遭遇することはないんじゃないか、
とも思えるぐらい、それぐらい感動感激した一戦でした。


番外編1 イチローオールスター戦ランニングホームラン




MLBで印象に残ったホームランといえばこれかな。
さすがは伝説の男です。


番外編2 2008年高校野球神奈川県予選 横浜高校VS東海大相模高校 振り逃げホームラン



んなあほなって感じですが、油断大敵という教訓がよくあらわれたワンシーンです。


こんなところです。
なんかジャイアンツ戦に偏ってしまった気がするので
私の知らない名ホームランがまだまだ隠れているのかもしれません。
果たして今年は何本鳥肌もののホームランが見られるのでしょうか。
まだまだプロ野球ファンはやめられません。