2009年12月3日木曜日

研究室やめようかと

長い間ブログを更新していなかったが、一応生きている。
twitterをやるようになるとブログを更新しなくなる、というのは
どうやらまことのようだ。

これまでの1年間いろいろ自分の人生について考えてきた。
何でかというと今の研究がなかなかはかどらないから。
はっきりいって今やっている研究は面白くない。
なんていうか責任感とか使命感を感じられないんだな。
自分は農業に貢献するための研究がしたくて農学部に入ってきたのに
今やってる研究の受益者は明らかに農業でも農家でもないところがあって、
これをやることで自分は社会に貢献するんだ、っていう感覚が芽生えてこない。
ただ、学問に貢献するという意味はあるから研究としての意味はあるんだけど、
だったらこのテーマは理学部とかでやればいい話じゃん、ってどうしても思うな。

やっぱり自分のモチベーションの駆動力って知的好奇心より前に使命感なんだよ。
ここ数年の経験からそれを確信した。
テーマを与えられたときにやればやるほど面白くなるかな、と期待してたけど
どこまでいってもこの研究にプライドを持つことができなかったんだ。
だからこのまま博士課程の残り期間をこのテーマに費やすことは
自分にとって我慢以外の意味をほとんど持たないだろう、と思った。
がんばれば博士号は取れるんだろうけどそれは自分のプライドが許さないな。

というわけで今の研究室をやめたいと思っている。
ただ論文を書く責任だけはあると思っているので、
査読期間とか考えると時期的には来年かな。
とにかく若いうちにやりたいことをやらにゃ損だしね。

この決意にいたったきっかけがひとつあった。
先日、自分のじいさんが亡くなったんだけど、そのお葬式の場で
ばあさんが、「本当に人生って短いね」とボソッと自分に話しかけたんだ。
そのとき、そう、人生は短いんだよ。もっと自分勝手に生きなきゃ、って思った。
で、人生のターニングポイントは今なんだ、と直感的に感じた。
だから今、このタイミングで思い切って環境を変える。

もうちょっと考えがまとまったら教授に報告するつもりだ。
自分を応援してくれた周りの皆さん、ごめんなさい。
これからもっと自分勝手に生きようと思います。