2009年12月12日土曜日

温室効果ガスの研究って・・・

忘年会シーズンですね。
ここのところお酒ばっかり飲んでる気がします。

うん、いい季節になったもんだ。
さて先日、ゼミ合宿たるものに参加してきたのでとりあえず感想書いておきます。

今私が所属している研究室では農地・耕地を取り巻くさまざまな問題を
研究テーマとして取り扱ってます。
中でも土壌を中心とした現象について取り扱うことが多い、ってことで
土壌をテーマとして取り扱っている若手研究者の集まりである
「土壌ゼミ」たるものに参加させていただいてます。
ちょうど12/5,6の土日に東京大学農学部キャンパスを拠点とした合宿が催されたので
それに参加してまいりました。

当日は微生物学、化学、土壌の物理学など様々な分野の専門家が集まったのですが、
その中でも参加者の3~4割を占める一大勢力が
温室効果ガス(メタン、亜酸化窒素など)関連の方々。
やっぱり地球温暖化関連の研究はお金がつくんだね。
そんでガスの動態とか循環のメカニズムが主要テーマになってたんだけど、
そこでふと思ったこと。

特にフィールドで計測するような研究についてなんだけど、
現場で起きていることを感覚で捕らえることって必要なこと、
っていうか研究を進めていくうちにそういう感覚が身についてくる。
たとえば自分の研究の場合、畑で降雨量と流出量を実測してるから
地面の湿り具合とかを見れば現場でどれだけ雨が降ったかとか実感できる。
でもガスの場合は一旦現場で採取したサンプルを実験室に持ち帰って
クロマトグラフィーにかけるなりしないと果たしてどれほどの量出てたかとかわかんないんだよね。
自分としては、やっぱり現場で何が起きてるかは現場に行ったときに感じたいと思うんだけど、
温室効果ガスの測定をしてる人ってそういう感覚が身についてくるもんなんかな?
やっぱものすごく低い濃度のガスについて取り扱ってるわけだからそいつは難しいのかな、って希ガス。

冗談はさておき、ガスを研究してる人は何が楽しくてやってるのかどうもよくわかんないな。
目に見えないものを取り扱うことのロマンってなんだろうね。
個人的にはこの研究が地球温暖化の防止につながるとはあまり思ってないし。
あと地球温暖化問題を背景としてガスのやる人は温暖化防止をめざすべき、ってより
温室効果ガス削減目標達成のため、っていう研究目標でやったらいいと思うんだよな。
自然から発生するガスなんてもともと環境から出てたものなわけだから
それを無理に削減しようとすると別の環境問題が起きちゃうよ。
地球温暖化対策は省エネによる二酸化炭素排出抑制だけで十分。
人間が起こした問題の責任を自然のほうに転嫁しないように。

話がそれてしまったかもしれないけどまあとりあえず言いたいことは
温室効果ガスの研究やってる人はお金もつくし一般人に説明しやすいし
それに伴って使命感も感じるだろうしうらやましいなー、ってことですわ。
ちなみに合宿中にやったボーリング大会でターキー出ました。
うにゅ