2009年3月21日土曜日

修士課程総括と研究室への不満

ブログを放置しておりました。
なぜならこの半年は修士論文の作成に脳みその95%位を持っていかれていたからです。
しかしこの半年間は大いに苦しんだ。
初めて自分の人生に向き合い、大いに悩むという行為をした時期だったと思う。
だが大いに苦しんだことで自分に対して素直になることが出来るようになった。
これまでの自分がいかにクズだったか、ということ、
本当に自分がやりたいこと、やるべきことは何かが見えてくるようになった。

この半年間の間、苦しんだいきさつについてはここに記す必要はない、
という記したくはない。
単純に研究が面白くなかった。
その原因は自分でしっかり考察したし、
今後の対策もしっかり考えている。


この2年間を振り返ってみると、大学院修士課程の生活の中でもっとも楽しかった瞬間は
他人の研究成果を聞いて勉強している時だった。
だから大学院特別講義もかなり積極的に出席し、発言したし、
研究者の集いには喜んで顔を出してきた。
知的好奇心をくすぐられることがとても快感だった。

反省点を挙げるとすれば研究室外の社会に目を向けてこなかったことだろう。
この時期にしかできないことというのはたくさんあったはずだ。
できれば海外の国際協力事業に携わってみたかった。
大学入学当初は志していたことを頭の中から外してしまっていた。

まあ、良くも悪くも非常にいい経験をすることが出来たと思う。


あと、せっかくなので研究室に対する不満をぶちまけたいと思う。
自分のことを棚にあげてこのような暴論を言うのもなんだが、
研究室にいる間、研究に関する話題が少なかったように思う。
自分のイメージとしては、研究室内での交流は
各自の研究の進捗や問題点をお互い語り合うのがメインだと思っていたが、
なぜか話題がそういう方向にならない。
というかそういう話題を敬遠しようとすらする雰囲気があった。
(っていうか、他人の恋バナとか全く興味ねーっつんだよ!)

自分の研究とは関係のない研究の話でも、
なぜ興味を持って聞こうとする姿勢を見せないのか。
また、なぜ自分の研究内容を他人にアピールしようとしないのか。
個人的にはその点が自分が研究室に対して抱いたもっとも大きな不満点であり、
研究室生活の中で刺激を受けられなかった大きな原因だととらえている。
ちなみに、私の学年と、その前後の学年計6名のうち、
進学を志しているのは私一人で、ほかはみんな就職した、あるいはする人である。

結局そういう人らにとって、修士課程は就職に必要な
学歴ゲットのためのものでしかなかったのか、と思えてならない。
私の周りには学会発表もせず、積極的な学会参加もしない人間が集まっていた。
研究室の方針として、そこは個人の自由、ということになっているから
言わなければ行動を起こさない、というのも人間の心理としてわからなくはないが、
果たしてそれは研究者の取るべき姿勢なのか、と言いたい。
(それともあれですか、修士課程は就職予備校みたいなもんだから仕方ねー、ってことですか。)

本当に自分の研究室のメンバーは消極的な奴ばかりだと思う。
結局昨年度も自分が呼びかけなければ院生内ゼミが開かれることもなかったし。
数値計算ゼミの約束をすっぽかして、
無断で彼女さんと遊びに行きやがった先輩とかマジ氏ねやと思ったし。
(ああ僻みですよ、僻みですとも。)

もう研究室に頼った自分がバカだったわ。
来年度はもっと自分勝手な行動をたくさんしようと思う。
周りから嫌われるの覚悟で自分の正しいと思う道を行きますよ。
それが研究者の行くべき道でしょ。

ああ、何でこんなこと修士1年の時に気づかなかったんだろう、と嘆いている今日この頃。
批判上等。これからはもっと暴れてやろうかと思っている。